ボールパイソンに適した餌、与え方について

ボールパイソン

ボールパイソンの餌は身体や骨格の成長に欠かせない物になります。そのため高栄養のものを的確に与える必要があります。とても神経質な性格なので全く食べなくなる時があるので焦らずに対処していきましょう。今回はボールパイソンの餌について詳しく紹介していこうと思います。是非参考にしてください。

ボールパイソンに適した餌

餌は基本的にマウスかラットが主流です。ペットショップに冷凍マウス、冷凍ラットなどが販売されています。または繁殖が容易に行えるので自分で繁殖させて生き餌として与えている飼い主の方もいらっしゃいます。

冷凍餌のメリット、デメリット

  • メリットは何といっても管理が楽なところでしょう。冷凍庫で保管して与えたいときに解凍すればいいだけなのであまり手間がかかりません。
  • デメリットは冷凍エサを食べない個体がいるということです。ショップなどによっては生き餌メインのところもあり、生きエサに慣れている個体は食べない個体もいます。購入する際は冷凍エサを食べるか聞いてから購入したほうが良いでしょう。あとは家族などに嫌がられる可能性があるということです。購入する際は家族と相談してから購入しましょう。

生き餌のメリット、デメリット

  • 生き餌のメリットは食いつきが良いことでしょう。冷凍エサをなかなか食べてくれない個体には生き餌が最適です。あとは解凍する手間がなく与えたいときすぐに与えられることです。
  • デメリットは当たり前のことですが生きエサの管理をしなくてはいけません。繁殖する際はきちんと計画しなくてはいけないということです。与えたい時に与えるものがないということにもなりかねません。成長スピードも計算して増やしていかなくてはいけません。またラットなどはボールパイソンに攻撃する可能性があります。すぐに食べない時は注意が必要です。あとは冷凍エサよりも維持費がかかります。

与え方

冷凍マウス、冷凍ラットを与える際には必ずお湯で解凍してから与えなくてはいけません。お湯で解凍する際には、50℃~60℃くらいのお湯に浸しお湯が冷めてきたらもう一度お湯を交換します。注意しなくてはいけないのは、表面だけ解凍されていて内部の内臓などがまだ凍っている状態で与えてしまうことです。凍った状態で与えてしまうと消化不良の原因になってしまうので、必ず内臓まで解凍してあるか指で押して、硬かったり冷たくないか確認してから与えるようにして下さい。また解凍してから時間がたって冷めてしまったものも与えないようにしましょう。エサの温度は35℃~40℃くらいが適しています。エサはケージ内に置いて与えても食べる個体もいますが、食べない個体はピンセットで少し動かしながら顔に近づけると食べてくれます。またエサを与えた後は飼育温度を少し高めに設定してあげると消化のためにも良いようです。

注意
冷凍エサは完全に解凍してから与えましょう

餌の大きさと与える頻度

ボールパイソンの餌の大きさの目安は、頭の大きさと同じくらいの頭部を持つラットやマウスを与えるのが基本的です。与える頻度ですが、幼体から亜成体までは週に2回ほどで、成体になったら週1回のペースで与えます。基本的に1回に与える量は1匹だと思ってください。1匹与えてみてまだ欲しそうな素振りを見せていたら、もう1匹与えても構いません。子供のうちに大きなエサを与えた方が、より大きくてがっしりとした立派な体型に育つようです。しかし早く大きくしたいからと与えすぎると消化が追い付かないこともあるので注意が必要です。

マウスとラットではどっちが良いのか?

マウスとラットではラットの方が栄養価は高いといわれています。ラットの方がしっかりと身が詰まっていてカロリーが高いようです。マウスを与えるよりもラットを与えて育てたほうが成長スピードも速く大きく立派な個体に仕上げることができます。しかしラットのほうが値段は高いようです。

食べてくれない時

エサを食べない原因は色々とあるようです。

脱皮前

ボールパイソンなどほかのヘビ同様に、脱皮前や脱皮中はエサを食べません。脱皮の数日前になると体色がくすんで目が白く濁ってきます。それから脱皮が完全に終わるまでは普通は食べることはありません。脱皮が終わったら食べてくれるはずなので、心配せずにそっとしておいてあげてください。

繁殖期

発情期になるとエサを食べなくなるようです。生まれてから1年半以上経過した個体ならばオスでもメスでも、何かのきっかけで発情した場合は食べなくなるみたいです。長くて数か月も何も食べなくなることもあるみたいですが、繁殖期は不思議なことにエサを与えていなくても痩せることがないようです。特に心配することはないようなので、繁殖期が終わるまで気長に待ちましょう。

その他

マウスの温度や飼育温度、環境変化などストレスなど様々な原因が考えられます。また生き餌に慣れた個体は、冷凍エサを食べなくなることがあるようです。どこかに原因はないかきちんと考えてみてください。またピンセットで与える際は目の前でプラプラと揺らしてあげると反射的に飛びかかってきて食べてくれることがあります。

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