オオトカゲの飼育方法、エサについて

オオトカゲの種類は約80種類ほどです。大きさも様々で30cmの小型種~3メートルの大型種とたくさんの種類がいます。一般的な種類はサバンナオオトカゲ、ミズオオトカゲ、トゲオオトカゲ、サクラビオオトカゲなどがいます。飼育する際も1m以上に成長しますので、購入する前にきちんと計画してから飼育するようにしましょう。

飼育環境

幼体、小型種のケージ

飼育ケージの横幅はモニターの全長の1.5倍以上、奥行きと高さは全長と同じくらいの大きさくらいはあった方が良いでしょう。例えば全長40cmの個体であれば、60×45×45cmのケージ、60cmの個体であれば90×60×60のケージが理想的なサイズです。スライド式のケージの場合はモニターが引っ搔いて開けようとしてしまうので、必ず鍵をつける必要があります。

大型種のケージ

全長が60cm以上になってくると、市販されている爬虫類ケージでは狭くなってきます。そして1メートルを超えてくると生体のパワーがものすごく強くなってきますので、普通のケージでは簡単に壊されてしまいます。最終的には木材や金網なので自作するか、業者さんに特注で注文して作ってもらわなくてはいけません。

床材

床材は様々な種類のものがあります。ヤシガラエやアスペンチップ、人口芝などがあり、どれにすれば良いか悩みどころです。一番は常に清潔な状態を保てるかが重要だと思います。その中でも人工芝は掃除もしやすく汚れたら水で洗って乾燥させることで何回も使用することができます。他の床材は汚れたら捨てるようなので人口芝は経済的でお勧めです。

バスキングライト

モニター飼育にはバスキングライトが必要になります。ケージに設置する際には、ケージの中ではなくフタの外側に付けるようにして下さい。ケージの中に設置してしまうと、モニターが飛び乗ったり抱きついたりして身体に火傷をしてしまいますので注意しましょう。

紫外線

モニター飼育には必ず紫外線は必要になります。なるべく紫外線量の多いほうが好みますので、蛍光管タイプよりもバスキングの水銀灯タイプか、メタルハライドランプを使用するのが理想的です。

水容器

水辺に生息するモニターなどはほとんど水の中で生活するくらい水が大好きです。乾燥地帯のモニターも水に浸かることは好きなようです。大きさは身体全体が浸かれるくらいの大きさで、簡単にひっくり返されないように頑丈な容器を使用しましょう。また、排泄も水の中ですることが多いようなので、汚れたら新鮮な水に交換してあげてください。

レイアウト

飼育レイアウトは、太めの流木や石を使用してある程度立体活動ができるようにしましょう。流木などを使いバスキングライトが当たりやすいように配置してあげると、体温調節も上手く行えます。

シェルター

シェルターはモニターが落ち着いて休憩したり、眠ったりする場所です。爬虫類専用のものが販売されていますのでそちらを使いましょう。また紫外線ライトからの逃げ場として日陰の役割もあるので必ず設置してあげてください。

皮手袋

モニター類は爪がとても鋭くハンドリングの際には手袋をしていないと傷だらけになってしまいます。大型種などは特に慎重にハンドリングをするように心掛けてください。

エサについて

マウス

マウスはとても栄養バランスが良く、効率よく栄養を摂取することができます。マウスにはピンクマウス、ファジー、ホッパー、アダルトなど生体の大きさによって使い分けができるのが便利なところです。冷凍されているものをぬるま湯で解凍してから与えます。内部まで完全に解凍されているか確認してから与えるようにして下さい。凍ったまま与えるとお腹を壊してしまうので注意が必要です。ピンセットで顔の目の前に持っていけば食べてくれる個体がほとんどです。もしも食べてくれない場合は、マウスの頭を切り体液を舐めさせることでエサとして認識して食べてくれることもあります。

ラット

マウスよりも大きいので、1メートル以上の個体に適しているエサです。栄養価も高いですが、脂肪分が多いので与えすぎると肥満になってしまうので注意が必要です。普通は冷凍のものを使用しますが、生きたラットを与える場合は必ず〆てからあげるようにして下さい。モニターは獲物を捕らえるときにブンブンと振り回して絶命させる性質があり、ケージ内が血だらけ状態になる可能性があるので気をつけましょう。

ヒヨコやウズラ

ヒヨコやウズラが冷凍された状態で販売されています。特に樹上性のツリーモニターが好んで食べるようです。鳥類もラット同様に脂肪分が高いので与えすぎには注意が必要です。

昆虫

30cmほどの小型の種類や幼体のエサに適しています。一般的な昆虫はコオロギやデュビア(ゴキブリ)などです。モニターの場合は死に餌でもしっかりと食べてくれるので、生きたものではなく冷凍コオロギのほうが便利で良いでしょう。与える際もカルシウム剤などをまぶして(ガットローディング)栄養価を高めてからあげるようにしましょう。

魚類、甲殻類

ミズオオトカゲなどの水辺に生息するモニターは、野生では魚や甲殻類を食べて生活しています。なので飼育下でも与えてみても大丈夫です。エサとしては金魚やザリガニ、スジエビなどが入手しやすいでしょう。たまにおやつとして与えるのも良いのではないでしょうか。

人工飼料

最近ではモニター専用の人工飼料が販売されています。粉末状のものを熱湯で溶かし固めたものを与えます。栄養バランスがよくとても便利なので、マウスなどを与えるのに抵抗がある方などは試してみても良いでしょう。

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