エボシカメレオンの飼育、餌、温度について

エボシカメレオン

全長

オスは約50~60cm、メスは約35~45cmほどです。

寿命

寿命は約5年になります。

飼育に必要な用品

カメレオン飼育には様々な用品が必要になってきます。飼育する前によく調べてから購入するようにしましょう。

ケージ

飼育ケージは何種類かあり、それぞれ特徴が違うので、飼育者の条件やカメレオンの大きさに合わせて選択しましょう。

ケージを選ぶポイント

1.高さがあるケージ

カメレオンは木の枝などをつたい、立体活動をして暮らしています。そのためある程度の高さが必要になります。

2.通気性のあるケージ

カメレオンはよどんだ空気や、蒸れた環境を嫌う傾向があります。そのため通気性のあるタイプを選ぶようにしましょう。

 

ガラス製の爬虫類ケージ

カメレオンに適しているものは、高さがあり通気性のあるケージを選ぶようにしよう。全面の扉が開閉するので、メンテナンスがしやすいのが特徴です。しかし一般的な製品は高さが60cm以下のケージがほとんどなので、幼体から亜成体を飼育するものと考えてください。

メッシュケージ

簡単な骨組みに通気性の良いメッシュを張り巡らせたケージになります。網目が細かいので、生まれたての赤ちゃんから使用することができます。大きさも、かなり大きいサイズのものも販売されているので、成体の飼育にも使うことができます。

鳥かご

鳥かごも様々な大きさがあり、通気性も良いので使用することができます。注意しなくてはいけないのが、金網の隙間が広いため、脱走の恐れがあります。そのため幼体を飼育する場合は注意が必要です。

自作ケージ

飼育者の思い通りに作ることができるのが良い所です。木枠に金網を組んだり、ネットなどを使用して製作します。

紫外線ライト

カメレオンは紫外線を浴びることで、ビタミンD3を形成して、カルシウムを吸収しやすくしています。そのためケージの上部に紫外線ライトを設置する必要があります。

バスキングライト

カメレオンは変温動物のため、体温を上げる必要があります。そのためケージ内の一部にバスキングライトを使い、ホットスポットという日光浴をする場所を作ります。この際注意しなくてはいけないのが、ケージ全体が暑くなりすぎてしまい、逃げ場がなくなってしまうことです。必ず身体を冷ます場所も用意しなくてはいけません。そのためバスキングライトは、照射範囲の狭い集光型を選ぶようにしましょう。またケージ内部に設置する場合は、カメレオンが触れると火傷をしてしまうので、必ず専用のカバーを取り付けて使用してください。

カメレオンにとって枝はとても重要なアイテムです。自然界ではほとんど枝の上で生活しているので、飼育下でも再現する必要があります。使用する枝は、自分で採集しても良いが爬虫類店などでも販売されています。自分で採集する場合は、カビや虫がついてないかよく確認してから使用してください。また枝は、飼育している生体の大きさに合わせて選ばなくてはいけません。枝を握った時に、しっかりとつかめる丁度よい太さのものを選ぶようにしましょう。枝をレイアウトする際も、適当に配置するのではなく、ホットスポットの位置や、餌を与える場所などもよく考えて設置してください。

植物

植物はカメレオンにとって重要な役割を果たすものになります。自然界のカメレオンは、植物の葉などをシェルター代わりに身を隠しています。外敵から身を守ったり、強い日差しから逃れるのに役立っています。また霧吹きをした際に、葉にキラキラと水滴が付くので、水として認識しやすくなります。使用する植物は、ポトスやフィカス・プミラミニラなどの観葉植物は入手もしやすく丈夫です。プラスチック製のイミテーションでも使用することはできますが、できれば本物を使いたいところです。

床材

床材も様々な種類があります。

新聞紙

見た目は悪いですが、経済的で簡単に清潔な環境を維持することができます。

キッチンペーパー

新聞と同様、経済的で清潔を保つことができます。

ペットシーツ

吸収力が優れているので、フンや尿の水分を良く吸収してくれる。

人工芝

人工芝はケージの大きさにカットして使用します。汚れたら水で洗って、何度も使うことができます。

トコロール

トコロールは爬虫類専用の紙製床材になります。見栄えがよく、消臭、脱臭効果もあるので使い勝手が良い製品です。

水容器

カメレオンは少し特殊で水容器からは水を飲んでくれません。どうやって給水しているかというと、葉から滴り落ちる水滴や、キラキラ光る水に反応して、それを水として認識して飲んでいます。そのため水を与える差には少し工夫しなくてはいけません。水の容器にエアレーションでぶくぶくさせたり、ドリッパーと呼ばれる製品を使うことで飲ませることができます。詳しい水の与え方についてはこちらの記事で紹介しています。

エボシカメレオンカメレオンに水を与える方法について

ピンセット

昆虫などの餌を与える際に使用します。ステンレス製の物は、ケガの原因になるので、竹製で先端が尖ってないものを選ぶようにしましょう。

飼育温度

最適な温度は昼間24~30℃、夜間は16~22℃になります。夜に温度を下げる理由は、昼間に温めた体温を放熱する必要があるからです。放熱しなければ体に異常をきたしてしまいます。

湿度

最適な湿度は約50~60%になります。エアコンやバスキングライトなどで乾燥してしまうので、湿度には注意が必要です。1日数回霧吹きで水を散布することで湿度を調整してください。湿度が高すぎても駄目なのでやりすぎは禁物です。

エボシカメレオンの主食は昆虫類になります。コオロギ、ミルワーム、シルクワームなどです。主にコオロギをメインに与えてください。またコオロギにはカルシウム分が少ないため、市販のカルシウム剤をまぶしてから与える必要があります。与える量は、成長期の個体には食べるだけ与えても良いですが、成体には2日に1回くらいのペースで与えてください。カメレオンの餌についてはこちらの記事で詳しく説明しています

エボシカメレオンカメレオンの餌の種類と与え方について

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