水容器からは飲んでくれない
普通の爬虫類であれば、水容器をケージ内に入れておけば、水を飲みますが、カメレオンの場合は違います。カメレオンは動いたり、きらめいたりしていないと水だと認識することができません。そのため水容器ではなく、特殊な方法で水を認識させなければなりません。カメレオンに水を与える方法は何種類かあるので、紹介していきます。色々特徴や注意点があるので、飼育スタイルに合ったものを使用してください。
ドリップ式
ケージの上に給水タンクを設置して、そこから給水する方法です。給水タンクは爬虫類専門店で販売されています。給水タンクは、底部にチューブと調整器がついていて、そこからポタポタと雫が垂れるようになっています。水滴は、植物の葉に落ちるようにすると、カメレオンが水だと認識しやすくなります。また水がケージの下に落ちていく所に、プラケーズなどの容器を置いておかないと床材が濡れてしまうので気をつけてください。
エアレーション式
エアーポンプを使って、水容器の水をぶくぶくさせることによって、水を認識させる方法です。飼育間もない時期は、警戒しているのでいきなり水容器から飲む個体は少ないと思います。そのため飼育者が水容器まで誘導する必要があります。
- 葉っぱなどに霧吹きなどで濡らして、水と認識させる
- カメレオンが寄ってきたら、もう少し離れたところに水を垂らしてみる。だんだんと水容器に近づける。
- それを繰り返していき、水容器まで誘導していく。
水容器の中の水はずっと置いておくと悪くなるので、1日1回は交換するようにしてくだい。
直接水を飲ませる
給水ボトルやスポイトを使い、先端からポタポタと垂らし、それをカメレオンの口元に近づけることで水と認識させます。喉が渇いていれば、水と認識してペロペロと飲んでくれるはずです。水を口に含んだ後に、頭を上に向けてゆっくりと飲み込んでいきます。飲み終わったら頭を下げるので、また水を与えます。それを繰り返して水分補給を行っていきます。手間のかかる方法ですが、カメレオンがしっかりと水を飲んでいるか確認することができるのが良いところです。
喉が渇いてるサイン
カメレオンは喉が渇くと、口をパクパクさせたり、舌を舐めずるような仕草をします。そういう仕草をしている場合は喉が渇いている状態なので、早急に水を与えてください。
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