ハムスターの飼い方、寿命、ケージについて

ゴールデンハムスター

ハムスターは誰もが知っている人気のペットです。しぐさや見た目が可愛いくて、飼育用品もあまりお金がかからないので飼われている方も多いと思います。今回はハムスターの飼育方法や種類、ケージの選び方、餌について紹介していこうと思います。ぜひ参考にしてください。

寿命

ハムスターの寿命は種類によって変わってきます。ゴールデンハムスターの寿命は3年~4年と一番長いです。その次にジャンガリアンで2~3年、ロボロフスキーが1~3年となっています。当然ですが飼育方法によって寿命は左右されてきます。長生きさせるコツは健康的な食事を与えることが1番大事です。可愛いからといってエサを与えすぎると肥満になってしまいます。肥満になってしまうと胃腸や体に負担がかかってしまい長生きすることができません。

種類と特徴

ジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスター

原産国:カザフスタン、シベリア

体長:約8cm~12cm

体重:35~45g

寿命:約2~3年

ジャンガリアンの毛色の種類:ノーマル、スノーホワイト、ブルーサファイヤ、パールホワイト、パイド、プティング

特徴:人に慣れやすく体が小さく、丸っこい体型で仕草や表情が可愛いらしく人気のハムスターです。毛の色も様々で自分の好みの子を飼育することができます。

ゴールデンハムスター

ゴールデンハムスター

原産国:シリア、レバノン

体長:16~20cm

体重:90~150g

寿命:約3~4年

ゴールデンハムスターの毛色の種類:ノーマル、キンクマ、バンデッド、トリコロール、白黒、アプリコット、長毛種、サテン

特徴:ゴールデンは一番なつきやすい種類でペットとしてとても人気です。他の種類よりも動きが遅いので逃げ出しても捕まえやすく安心です。寿命も他の種類よりも長いのが特徴です。また頭も良いので上手くいけばトイレを覚えてくれることもあります。

ロボロフスキー

ロボロフスキー

原産国:ロシア

体長:7~10cm

体重:16~30g

寿命:1~2年

ロボロフスキーの毛色の種類:ノーマル、ホワイト、パイド

特徴:ハムスターの中で一番小さく動きが素早いのが特徴です。とても臆病な種類であまり人には懐くことはありません。また逃げ出してしまうと体も小さく素早いので捕まえるのに一苦労です。触れ合いたい方は他の種類を飼育するべきだと思います。

飼育用品

ケージ

ハムスターのケージは大きく分けて3種類あります。プラケース、金網、プラスチックの3種類です。それぞれメリット、デメリットがあるのでよく検討してから購入しましょう。

プラケース

メリット

  • 保温性があり寒い時期には温度管理がラク。
  • 全面透明なのでハムスターが鑑賞しやすい。
  • 高さがあるので脱走される心配がない。

デメリット

  • 通気性が悪いので夏場は熱がこもりやすい。
  • プラケースは傷がつきやすく曇りやすい。

プラスチックタイプの場合

メリット

  • 回し車や給水器などがセットになっている商品があり、初めて飼育される方には便利。

デメリット

  • サイズが小さいので体の大きいゴールデンハムスターには向かない。
  • 金網がついているタイプは足が引っかかってケガの危険性がある。

金網タイプの場合

メリット

  • 通気性がよく夏場は快適に過ごせる。

デメリット

  • 通気性が良いので冬は寒い。
  • 金網に足が引っ掛かりケガをしてしまう場合がある。
  • ケージの外に床材がこぼれてしまう。
MEMO
体が大きくなるゴールデンはプラケースが一番適しているでしょう。掃除もしやすくお勧めです。ジャンガリアンとロボロフスキーはプラスチックタイプでも大丈夫ですが金網がある場合はケガに注意です。

適した床材

床材はウッドチップとペーパータイプの2種類があります。

ウッドチップ

ウッドチップは松や杉、広葉樹などがあります。種類によってはアレルギーを引き起こすことがあるので注意です。広葉樹は低アレルギー性なのでお勧めです。

ペーパータイプ

ペーパータイプの床材はほとんどアレルギーはでないので心配しなくても大丈夫です。吸水性がとてもよく、汚れた部分が黄色くなるので掃除をする際はわかりやすくて良いです。

床材の深さ

床材は体がすっぽりと埋まるくらいの深さが丁度良いです。床材は衛生面だけではなく隠れ家や眠る場所にもなるのでなるべく深めに敷いてあげてください。隠れ家になりストレスも感じにくくなります。

給水ボトル

水入れは床に置くタイプではなく給水ボトルがお勧めです。床に置くタイプは床材などが水に入ってしまうので衛生面であまりよくありません。水はすぐに悪くなってしまうので、ボトルが空になるまで放置しないで毎日新鮮な水に交換するようにしてあげてください。また水を交換した際に必ず水が出てくるボールの部分を押してみて、きちんと水が出るか確認してからセットするようにして下さい。たまに故障して水が出ない場合もあるので注意が必要です。

ハムスター 給水

エサ入れ

エサ入れは重さがあり上に登っても倒れないようなものを選ぶようにしてください。ハムスター専用のものが販売されているのでそちらを使いましょう。

隠れ家

ハムスターが落ち着けるように隠れ家を用意してあげましょう。

トイレ

トイレは絶対必要ではありませんが、あった方が掃除をする際にラクになります。

トイレの覚えさせ方

覚えさせ方はおしっこが付いた床材をトイレに入れることで、トイレの場所を認識させることができます。トイレを覚えてくれる子もいれば覚えない子もいます。

回し車

回し車も必ず必要ではありませんが、ストレスや運動不足を解消してくれるのでスペースに余裕があれば置いてあげると良いでしょう。

回し車

ケージの置く場所

ケージの置く場所には注意が必要です。

置いてはいけない場所

直射日光のあたる場所:直射日光が当たってしまうと体温が急激に上がってしまい体調が悪くなってしまいます。

テレビや電化製品の近く:テレビなど大きな音が出る近くには置かないようにしましょう。また電化製品の電磁波などもストレスになるので気をつけましょう。

温度変化の激しい場所:昼間は暖かくて、夜は寒いなどの急激な温度変化は身体に負担がかかってしまいます。一定の温度が保てる場所に置くようにしてください。

床や床に近い場所:床に近いと人間の足跡が伝わってストレスを感じてしまいます。なるべく振動が伝わらない高さに置くようにしましょう。

エアコンや扇風機の風が直接あたる場所:風が直接当たってしまうと体温が急激に下がったり、上がったりしてしまうので直接当たらない場所に置きましょう。

犬や猫、他の動物の近く:ハムスターはとても臆病な動物です。犬や他の動物の近くには置かないようにしてしてください。

適した温度、湿度

ハムスターの適温は20℃~26℃、適した湿度は40~60%です。夏場はクーラーや扇風機などで温度が上がりすぎないように管理してください。冬場は保温電球や小動物専用の保温器具を使用して温度が下がりすぎないように気をつけましょう。昼間は暖かくても夜冷えるなどの急激な温度差が起きないように気を付けてください。また床材も深めに敷いてあげると暖かい布団代わりになってくれます。

餌について

ハムスターは草食に近い雑食性です。必要な栄養素の目安はタンパク質が20%~24%、脂肪4~5%、繊維5%以上です。主食は主にペレット(人工飼料)が一般的です。副食として鳥のエサ、ヒマワリの種などの穀類や種子をバランスよく与えるようにしましょう。またビタミン補給として野菜もたまに与えてください。

餌についてはこちらで詳しく説明しています。

ロボロフスキーハムスターに適した餌、野菜、おやつについて

日頃のお世話

ケージの中は常に清潔な環境を保つように心掛けましょう。おしっこなどで汚れた床材などは頻繁に交換してあげてください。また月に1回は床材を全部交換してケージの中も水で綺麗に洗って綺麗にしましょう。エサの食べ残しと水も1日1回新鮮なものに交換してください。日々の管理がとても大事なので面倒くさがらないできちんと行うようにしましょう。

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