今回はデグーの温度管理の方法について紹介していこうと思います。
目次
デグーに適切な温度、湿度は?
デグーの適切な温度は約20℃~26℃とされています。湿度は約50%が適切です。そのため日本の環境で飼育する場合は、クーラーが必ず必要になってきます。
夏場の暑さ対策
デグーは本来昼行性ですが、暑い季節は昼間活動せずに、地下の巣穴で休み、涼しい時間になったら活動しています。そのため暑さには弱いところがあります。日本の気候では、夏場は必ず30℃以上になるので、対策しなければ飼育することはできません。
エアコンの設定温度には注意
エアコンは適切な温度に設定していても、部屋の大きさやエアコンの大きさによっては温度差が生じることがあります。こまめに温度計でチェックすることを忘れないでください。電気代がかかってしまいますが、エアコンは1日中つけておくのが理想的です。地域によっては、夜中つけなくても大丈夫な場合もありますが、急激な温度変化には注意が必要です。急激な温度変化で体調が悪くなることがあります。
エアコンの風は直接当てないこと
エアコンの風は直接当てないように注意してください。直接風が当たってしまうと、体温が急激に下がって、低体温症になってしまうこともあります。
直射日光が当たらないように注意
ケージの置き場所にも注意が必要です。窓のそばや直射日光が当たる場所は避けるようにしてください。対策としては、窓にすだれや遮光カーテンなどを使うと部屋の温度を下げることができます。
ケージの近くに温度計を置く
部屋の温度は場所によって違う場合も考えられます。温度計はケージの隣に設置して管理しましょう。
冷却グッズを使う
アルミプレートや大理石、テラコッタなどの冷却グッズが販売されています。これらはケージ内に置いて使用します。デグーがその上に乗ることで、体温を下げてくれます。
夏場でも暖かい場所を用意
夏場でもクーラーなどで涼しくなりすぎると、体を冷やしてしまうことがあります。そこでフリースなどの暖かい寝床を用意しておくと、寒くなったら自分で移動するので良いでしょう。
冬場の寒さ対策
野生のデグーは、寒い時には巣穴の中で、群れで集まって暖かく過ごしています。そのため寒さには弱い傾向があります。日本の気候では、対策もせず飼育していると低体温症になってしまうことがあります。飼育温度は20℃を下回らないように気をつけましょう。
ペットヒーターは必需品
10月くらいから夜中は冷えてくるので、ペットヒーターや保温電球を使って対策をしましょう。ペットヒーターは、ケージの上に置くもの、下に敷くもの、側面につけるものなどがあります。選ぶポイントはコードにカバーが付いていて、齧られても大丈夫な製品を選ぶようにしてください。
エアコンやオイルヒーターで部屋全体を暖めよう
エアコンで部屋を暖める場合は、直接風が当たらないように注意が必要です。
ケージの置き場所には注意
冬場は、床冷えするので、ケージを置き台の上などに置き対策をしましょう。また扉の近くなども冷気が入ってくる場所などで注意してください。
巣箱はガラス製、アクリル製がお勧め
ガラス製やアクリル製の巣箱は保温性があり、冬場には寒さ対策になります。巣材も暖かい素材(厚めのフリース、柔らかめの牧草、新聞紙)を用意してあげましょう。
ケージにフリースなどをかける
ケージにフリースなどの布をかけるのも寒さ対策になります。ケージ全体を覆ってしまうと、空気がこもってしまうので、全面は空けて空気の通り道を作ってください。
最後に
デグーは寒さにも、暑さにも弱い動物です。そのためしっかりと対策をしなければ、体調を崩してしまいます。電気代はかかってしまいますが、デグーの健康のために怠らないようにしましょう。
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